父親の立場で「ツラい」なんて言えなかった




あなたは子育てを始めてどれくらいになりますか?



なんで辛いのか、何が自分をここまで追い込んでいるのか。




うまく言葉にできないですよね。



なぜか頭が回らなくて。



とにかく毎日行きたくもない会社に行き。



居たくもない職場に遅くまでいる。



頭がモヤモヤして仕事が手につかない。



家に帰りたいかと聞かれれば、どうだろう。



家に帰れば育児でペースを乱されるし。



何よりも妻のイライラした空気感が充満してて、自分の家なのに気が休まらない。



そんなこと言えるわけもないんだけど。



通勤しながらふと思う。



「・・・これは一体誰の人生だろう。」



また用もないコンビニに寄ってしまった。



もうなんか、どうでもいい。







はい、ということで



20代の大半を私はこんな感じに過ごしていました。



そしてこの記事に辿り着いたあなたにも共感していただける部分があるはず。



私がどうやってこの状況を脱したのか、それを伝えることが誰かの助けになるかもしれないと思いこの記事を書きます。


きっかけは”近場”への転職だった




「はいはい結局転職ね」って思った人ももう少し先まで読んでいただきたい。



ちなみにこれは私の「2回目の転職」の話です。



1回目に関してはまた別の機会に書こうと思います。



まず始めにクリアしなくちゃいけないのが「通勤時間」の問題。



これは他の記事でも言ってますが、通勤の時間というのは百害あって一利なしというのが私の見解です。



これは私自身の経験に基づいた見解で、詳しくは別記事で書きます。



とにかく、心が堕ちる時間の9割を占める「通勤時間」をいかに短くするかが最初の課題でした。



幸いにも勤めていた会社には複数の営業所があり、家から15分程で行ける営業所もありました。



そこへの異動願いを出そうと考えていた矢先に事件は起きました。



「4月から〇〇支店に異動してもらう」



当時の支店長からの唐突な切り出し。



もはや冷静ではない私。



この時すでに片道1時間かけて通勤していた私に、今度は片道1時間半もかかる営業所へ異動をさせようというのだから落ち着いていられるわけがない。



「実は会社をやめようと思ってます」



もはやこう言うしかなかった。



そしてすぐさま転職先探しが始まりました。



言うまでもなく、何より優先した条件が通勤時間。



転職サイトで家から近い会社を探してもここは千葉の片田舎、1社も見つからない。



ネットが情報の宝庫だなんて嘘だ。



しょうがない、ダメもとでハローワークに行ってみた。

見つかった。



ハローワーク、あなどりがたし。



これほんとに盲点なんですが、地元で仕事探すならハローワークは絶対押さえておいた方がいいです。


見つけたのは近所の小さな会社。



もはや近いというだけで入社したと言っても過言ではない。



かくかくしかじか、私は「通勤片道7分」を手に入れたのです。



とまぁ、ここまでが序章ですね。

私生活に起きた3つの変化




疲れてきた方はここで離脱することをおすすめします。



まあ、かまわず本題いっちゃいます。



1日の通勤時間が2時間から15分になり、私生活に3つの変化が起こりました。

  • 子供の寝る時間が早くなった⇨自己研鑽の時間
  • ネガティブな事を考える暇が無くなった⇨疲れない
  • 寄り道できなくなった⇨経済的

子供の寝る時間が早くなった




これは何より大きかったですね。



それまでは妻のワンオペ育児状態だったのが、私が早く帰れるようになったことでお風呂や夕飯、歯磨きなどのタスクがスムーズに進むようになりました。



確か以前は子供の寝かしつけも夜9時を過ぎるのが当たり前だったと思います。



それが今では8時ごろには就寝準備が終わっている状態なんです。



子供の寝る時間が1時間違うだけで何がそんなにすごいんだ?と思う方もいるでしょう。



確かにたった1時間の差なんです。



でも自分の時間が9時半から取れるのと8時半から取れるのとでは心理的に大きく違うんです。



少なくとも私はこの「1時間の差」のおかげでブログを始めることができました。



ネガティブな事を考える暇がなくなった




冒頭でも触れましたが、通勤時間と言うのはとにかく心が堕ちていく時間なんです。



出勤時の憂鬱さは言わずもがな。



前日に上司に怒られてたりするともう気が重すぎてその場に倒れ込みたくなるくらい。



そして意外なのが帰り道の方。



失敗で落ち込んでたりすると帰りの1人の時間がそれを増幅させてしまいます。



明日のプレッシャーなんかも、1人の時間が長いと余計な心配までしてしまってもう、ね。



通勤時間ってネガティブな思考が膨らみやすいんですよ。



通勤時間が短くなるということは必然的にネガティブな事を考える時間が短くなるということなんです。



私はそれによって何が起きたかというと、疲れなくなったんです。



急に話が飛躍してしまいましたね。



でもこれは覚えておいてほしいのですが、人間の「疲れ」の要因として大部分を占めるのは実は精神面なのです。


だから体が疲れてても心が健全なら寝るだけでしっかり回復できます。



私も以前はいくら寝ても疲れが抜けなかったのに、今はかなり体力を使う仕事でも翌日に疲れは残りません。



これはもう精神的な要因以外には考えられませんよね。



通勤時間が短いおかげで心が沈むことが減り、その結果私は毎日精力的に作業できています。



寄り道できなくなった



片道1時間かけて通勤していた時は、その道中にコンビニが6件もありました。



その度に誘惑と戦うのですが、6度も誘惑されるとどこかで心が折れてしまうのが私の弱さでした。



今はもう心が弱かろうとコンビニがないので関係ありません。



おかげで無駄な時間のロスもなくなりました。



とりあえずでコーヒーを買うこともなくなりました。



近所に転職したことで時間もお金も節約できたのです。



取り戻したのは「未来の自分への期待」




前述の3つの変化により、私は1つの答えに辿り着くことができました。



人生を好転させる唯一の答え。



それは勉強し、行動することでしか何も変えられないということ。


当たり前のこと言ってるだけに聞こえますよね。



けど、全てに余裕のなかった頃の私には到底辿り付けなかった答えなんです。



「日本の社会人は平均して1日たったの6分しか勉強していない」という話を聞いたことがあると思います。



あれは単に日本人の不真面目さを表しているわけではないんです。



むしろ日本のサラリーマンの余裕のなさを象徴していると言えます。



ただ娯楽に時間を浪費している人もいるのは事実ですが、問題なのは勉強する体力や気力が完全に失われている社会人が大半だということ。



その原因は一概には言えませんが、大きな割合を占めるのが「会社」であることは想像にたやすいですよね。



とにかく私の場合は偶発的に転職というきっかけを掴むことができました。



その結果、行動で自分の未来は変えられるという希望が今の私を支えています。



しかも勉強すればするほどその希望は膨らんでいくんです。



今の私は少なくとも毎日を生きるのが楽しい。



これだけで人生が好転したと言ってもいいくらいです。




おわり




以上が私の「うつかもしれない」状態を抜け出した経緯です。



この話が何かのヒントになることを祈ります。



最後までありがとうございました。

最新記事をチェック!