現代における「子育てのための転職」の3つのポイント

転職のハードルが年々下がってきている現代において、その理由として多くなってきているのが「子育て」。

私たちは子育ての忙しさに、ただ闇雲に立ち向かえるほどタフではありません。

子育てが大変ならその職場環境から見直し、改善する必要がありそうですよね。


そこで今回は、子育てのために転職を考えている人が押さえておくべき3つのポイントを解説します。



3つのポイントとは

  • 子育てのしやすい会社を見極めること
  • 通勤時間を軽視しないこと
  • 「リモートワーク×子育て」は要注意

の3点です。



解説します。



子育てのしやすい会社を見極めること

見極めイメージ



これは当たり前のことを言ってるだけですが、実行するとなると何を判断基準にしていいのかわからないですよね。


求人サイトで子育て支援などをアピールしている会社なんかは一見良さそうに見えますが、それだけでは判断材料としては弱いです。


ここでは私の考える具体的な判断材料を3つご紹介します。


判断材料① 経営陣の多くが30代前後の比較的若い世代であるかどうか



これは超偏見のように聞こえるかもしれませんが、完全に本質ですね。


まず前提として会社における子育てのしやすさは、経営陣に子育てへの理解があるかどうかが最も重要なんです。


そしてその「子育てへの理解」というのは10年前と今とではかなり違う考え方になってきています。


言い換えると「大家族が多かった昔」と「核家族が多くなってきている現代」の境目がこの10年にはあるんです。


ことあるごとにおじいちゃんおばあちゃんに子供を預けるということができる家庭はもう多くありません。


これ意外にも、細かく見ればいろいろな面で子育て環境の変化が起きています。


現代の子育てを理解しているのは、ここ数年で育児をしている世代だけですから、やはり30代前後が大半ということになります。


判断材料② 新しい技術やシステムを積極的に取り入れているかどうか



これは会社が社員の働きやすさにどれだけ力を入れてるかですね。


例えば、ペーパーレス化に取り組んだり、社内コミュニケーションにチャットツールを使ったり、リモートワークを取り入れてみたり。


例を挙げればキリがないくらいいろんな取り組みがあると思います。


そのような取り組みが見える会社は業務の効率化も当然に進んでいきます。


結果として社員の負担は軽減しますから、子育て世代にも無理のない働き方が実現できるのは火を見るよりも明らか。


社員のデスクに紙の資料が山積みになっているような会社はかなり怪しいかもしれませんね。


判断材料③ 中堅層に既婚者が多いかどうか



プライベートを犠牲にして働かないと成果が出せないような職場では、出世していけるのは独身の方か家庭をかえりみずに働いている方ということになります。


そのような会社の中を見渡せば、特に中堅層には自然と独身の方が多くなっているはず。


なので逆を言えば、プライベートも尊重されている(=子育てもしやすい)会社だったら中堅層にも既婚者が多くいるはず、ということになりますね。


既婚者かどうかの判断はシンプルに指輪の有無でできますから、面接などで志望先の会社へ出向いた際にはできるだけ多くの社員さんの手元を見ることをおすすめします。


上記3点はあくまで判断材料の一例に過ぎませんが、こういった視点で会社を見ることができれば、「よくよく考えれば分かった事なのに」というような後悔は減らせるかと思います。

通勤時間を軽視しないこと

通勤時間イメージ



通勤時間なんて、誰だって重視するものだということは重々承知してます。




でも大半の人はその基準が「片道1時間以内なら」といった具合なんですよ。


それだと単純に1日2時間弱は移動しているだけですから、かなりの無駄ですよね。


ここまではっきり無駄と言うのには訳があります。


かつて私がそうだったからです。


そんな私は通勤時間を片道1時間から片道10分にしたことで生活が好転し始めました。


それまでは仕事から帰ってきても子供をお風呂に入れてあげるぐらいのことしかできてなかったと思います。


でも今は、夕飯前に家に居ることもしばしば。


5時半に退社したら5時40分には家に居るんです。完全に別世界です。


この「別世界」はぜひ味わってもらいたいです。


とはいえ片道10分なんてそうそう実現できる話じゃありませんから、現実的には片道30分以内、欲を言えば20分以内で通勤できる職場がいいですね。


極端な話、「通勤しない」という選択肢もありますよね。


ただし、リモートワークには注意点もありますので安易には選択しないように。


詳しくは後述します。


とにかく、ここで伝えたいのは「片道1時間以内」では世界は変わらない、ということです。

リモートワーク×子育ては要注意

子供のいるリモートワークイメージ



コロナ渦で認知が広がったリモートワークですが、これを安易に子育てのために導入するのは要注意です。


実際に緊急事態宣言の後リモートワークを始めた友人は、子供がいる自宅では全く仕事にならなかったようです。


もちろんこれは一例なんですけど、当時SNSなんかでもこの類の叫びはよく見かけました。


多分これ、赤ちゃんがいるお家でもあまりうまくはいかないんじゃないかなと思います。


奥さんからしたら、家に仕事を持ち込まれること自体がストレスの原因になり得ますからね。


で、赤ちゃんが寝てるときはちょっとした音とかにも気をつけなきゃいけない。


となると電話やビデオ会議はもちろん、タイピングすら場所と時間を選ばないといけないですね。


十中八九、会社に居たほうがマシだって思うはずです。


ちょっと想像力をはたらかせてみて、自分の環境にリモートワークが適しているのかどうか検討してみてください。

終わりに



今回は、子育てを機に転職する際のポイント3つをご紹介しました。


振り返ると、

  • 子育てのしやすい会社を見極めること
  • 通勤時間を軽視しないこと
  • リモートワーク×子育て」は要注意


とにかく今は変化の激しい時代ですから、子育てを取り巻く環境も今後さらに目まぐるしく変わっていくんでしょうね。


「これさえ知っていればあんなに苦労しなくて済んだのに」といったことが起きないように、自分たちに必要な情報を日頃から収集する事が大切ですね。


ではまた。

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